潜在意識・・・

森さん、やっちゃったですね・・・

元五輪組織委会長、森喜朗さんのこと・・・。彼が会長になると聞いたとき、彼で大丈夫?と心配した・・・総理時代も数々の失言があったから・・・今までも、”おっと”と思う場面もあったが、なんとか切り抜けてきたのだが、世間(特に海外の)はそんなに甘くはなかったですね。というより、日本の気質みたいなもので今までは守られてきた感があり、そこは日本人も反省すべきところではありますね・・・。

随分前に、何かの食べ物の宣伝で、”私作る人、僕食べる人”で、物議を醸し出したことを思い出した。そんなに目くじら立てなくても・・・と思ったばぁばですが、許せない!!と大騒ぎし、世間が騒いだですわ。もう工夫加えて、”今日は私作る人、僕食べる人 明日は僕作る人、私食べる人”なんていうフレーズ付ければOKだったのかな・・・なんていらんこと言ってたのだけど。あの時、日本の中に眠る”潜在意識”がグローズアップされたのかなぁ・・・なんて思ったです。

多分、森さんにしても、さほど意識せず口にしてしまったんだろうと思います。失礼な言い方ですが、深く考えられる人ではないから・・・。本人も、女性蔑視したつもりはないと・・・多分、日本人における”潜在意識”のせいでしょう。

ばぁばは良かったなと思いますが、善し悪しは別にして、75年前、日本は戦争に負けて突然、降って沸いたように、”民主主義国家”となったわけで、それまでは、男社会の、国のため、天皇のため、家長を敬い、男は大事にされ、女は二の次、女は男の言うことを聞いていれば良い・・・etc、etc・・・ 戦前生まれの方々は、すり込まれているものがあって、”潜在意識”と化しているわけです。だから仕方ない・・・と言うつもりはない。あの戦争で、日本は180°変換したのです。今までの価値観を捨て、違う価値観を植え付けなければならない・・・なかなか、大変な作業です。喜ばしく思った方もいれば、喜ばしく思わない方もいたんでしょうね・・・。ばぁばは、そんな日本のごたごた期を経験してないですが、多くの人々は、生きるだけで精一杯で、いろいろ考えたり、感じたりしないまま、今に至っているような気がします。その”潜在意識”を抱えたまま・・・。だから、上に立つ人間は思慮深く、発言も行動も人の見本となるような行いをしないといけないのでしょう。大変なことですが、上に立つ人間の性です。それができなければ、人の上に立つことはやめた方が良い・・・と思います。

今の若いご夫婦を見ていると、人によってでしょうけれど、子育ても家事も分担して協力してやってらっしゃるご家庭が多いような気がします。気がします、だけで本当の中身は計り知れないのですが・・・。基盤は夫婦です” お互いを一人の人間として認め、尊敬し、生きていく上での営み、子育ても家事も全て、手を取り合って協力し思いやり、一緒に同じテンポで歩いて行く。地位や権力のある人、政治家だって何だって、生きている全ての人々がその意識を持って生きていれば、盤石な世の中になるのではないのかなぁ・・・と思うのです。

日本においては歴史の浅い”民主主義”・・・それでも、民主主義の下に生まれ育った若い方々が、これからの日本を作り上げていく・・・その期待や希望をこれからの人に求めていきたいな・・・と思います。

 

老いぼれ”ばぁば”の独断と偏見の”たわごと”でした。